works biography top page contact us messages top page
menu1menu2
works
妖星ゴラス Gorath
Gorath(1962)

妖星ゴラス Gorath

東宝/カラー・東宝スコープ/88分
昭和37年3月21日公開

(同時上映「紅の空」)

製作
田中友幸
原作
丘見丈二郎
脚本
木村武
監督
本多猪四郎
撮影
小泉一
美術
北猛夫
安倍輝明
録音
伴利也
照明
高島利雄
音楽
石井歓
監督助手
梶田興治
特技監督
円谷英二
撮影
有川貞昌
富岡素敬
光学撮影
幸隆生
真野田幸雄
美術
渡辺明
照明
岸田九一郎
合成
向山宏
妖星ゴラス Gorath妖星ゴラス Gorath

(解説)
――地球の6000倍の質量を持つ黒色矮星ゴラスが太陽系に接近。人類初の木星探検ロケット「隼号」が調査に向かうが、他の星を吸収して膨張するゴラスに呑み込まれてしまう。園田艇長以下の隼号乗組員が命をかけて送信した観測データから、ゴラスの影響で地球に壊滅的な被害が出ることが判明した。
全人類の危機に立ち向かうため、国連科学委員会の田沢博士を中心に各国の科学者が率先して協力し合い、ゴラスを避ける一大計画に着手した。それは南極に多数の原子力推進ロケットを設置し、地球を軌道から移動させるという驚天動地のプロジェクトだった!

惑星衝突の危機を描いたSF映画は数々あれど、地球の軌道を変えて回避するというアイデアは空前絶後。その理論的裏付けを得るため、大学の研究室に通ってレクチャーを受け、計算に基づく具体的な数字を挙げてリアリティをもたせた本多監督はじめ、スタッフが総力を結集して作り上げた映像は今なお説得力をもつ。
「知識(情報)を得た科学者や権力を持つ政治家は、一般大衆の信頼に応える責任がある」という本多監督の信念と理想が、黙々と使命を果たす主人公たちの姿を通して描かれた、まさに代表作と呼ぶに相応しい一編。


妖星ゴラス Gorath

地球を移動させるジェットパイプ建設のため、南極に資材を運ぶ輸送船団。円谷特撮の粋をこらした南極基地建設のミニチュアワークは圧巻だ

妖星ゴラス Gorath

隼号に続いてゴラス観測に向かう鳳号の遠藤艇長(平田昭彦)と副長の斉木(佐原健二)

妖星ゴラス Gorath

本多監督が力を入れて演出した各国の科学者によるゴラス対策会議の撮影風景

妖星ゴラス Gorath

映画冒頭の野村滝子と智子(白川由美)のドライブシーンの演出風景

妖星ゴラス Gorath

隼号のセットにて、園田艇長役・田崎潤と副長・真鍋役の桐野洋雄と打ち合わせする本多監督

出演

池部良
上原謙
白川由美
久保明
水野久美
志村喬
田崎潤
平田昭彦
佐原健二
太刀川寛
西村晃
小沢栄太郎
河津清三郎
佐々木孝丸
三島耕
二瓶正典
野村浩三
ジョージ・ファーネス
ロス・ベネット
桐野洋雄
西条康彦
丸山謙一郎
堺左千夫
佐多契子
天本英世
沢村いき雄

妖星ゴラス Gorath

ロケット噴射で南極の気温が上昇するなど環境が激変し、眠っていた巨大生物マグマが出現した!

妖星ゴラス Gorath

ゴラスの脅威から人類を救うために奔走する田沢博士(池部良)と河野博士(上原謙)。智子の祖父でマグマを研究する生物学者の園田博士(志村喬)

妖星ゴラス Gorath

鳳号の乗組員である金井(久保明)が宇宙省に勤める滝子(水野久美)に求愛するシーンを演出中


page top

Copyright (C) IshiroHonda.com All Rights Reserved.