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宇宙大怪獣ドゴラ Dogora
Dogora(1964)

宇宙大怪獣ドゴラ Dogora

東宝/カラー・東宝スコープ/89分
昭和39年8月11日公開

(同時上映「喜劇駅前音頭」)

製作
田中友幸
田実泰良
原作
丘美丈二郎「スペース・モンス」
脚本
関沢新一
監督
本多猪四郎
撮影
小泉一
美術
北猛夫
録音
矢野口文雄
照明
小島正七
音楽
伊福部昭
監督助手
佐野健
特技監督
円谷英二
撮影
有川貞昌
富岡素敬
光学撮影
真野田幸雄
徳政義行
美術
渡辺明
照明
岸田九一郎
合成
向山宏
監督助手
中野昭慶
宇宙大怪獣ドゴラ Dogora宇宙大怪獣ドゴラ Dogora

(解説)
 ──日本上空で相次ぐTV衛星の消失事故と、世界各地で続発しているダイヤモンド盗難事件。一見、何のつながりもないかに見えた2つの出来事は、どちらも放射能で異常転移した宇宙細胞ドゴラのしわざだった。
 警視庁外事課の駒井刑事は、ダイヤGメンのマーク・ジャクソン、結晶構造学の権威・宗方博士たちと共に、ダイヤや石炭などの炭素物質を吸収して巨大化するドゴラの脅威を目撃。宗方博士の協力で防衛軍がドゴラ撃退に乗り出す一方、駒井とマークは国際的組織を持つダイヤ強盗団を追いつめていく……。

 都市破壊を見せ場にした怪獣映画に、宇宙生物による地球の危機というSF的アイデアを加味し、同じ東宝の人気作「国際秘密警察」シリーズのような刑事アクションとしてまとめあげたクロスジャンルの異色作。
 本多監督は関沢脚本のユーモラスなセリフや個性的なキャラクターを生かし、刑事とGメン、宝石ギャングの三つ巴の駆け引きをテンポ良く描いてストレートな娯楽作品に仕上げている。
 人間が演じる着ぐるみ怪獣が主流だった当時、円谷英二ら特撮スタッフがクラゲ状の軟体浮遊生物というオール操演怪獣の表現に挑戦した点も注目され、ドゴラ殲滅作戦のミニチュアアワーク(特撮)と海岸での銃撃戦(本編)がシンクロしていくクライマックスは見もの。


宇宙大怪獣ドゴラ Dogora

中村伸郎演じる宗方博士の屋敷のセットにて、主演の夏木陽介(駒井)、藤山陽子(博士の秘書・昌代)らと

宇宙大怪獣ドゴラ Dogora

駒井とマークが危機に陥るシーンの演出風景。天本英世や田島義文がダイヤ強盗団のメンバーを演じている

宇宙大怪獣ドゴラ Dogora

ドゴラが襲来する北九州市若松区のセットで、クレーンを使って避難シーンの撮影をする本多監督

宇宙大怪獣ドゴラ Dogora

強盗団の一味、浜子役の若林映子。次作「地球最大の決戦」のサルノ王女とは正反対の役柄で、ダイヤを一人占めしようと仲間を裏切る悪女を好演

出演

夏木陽介
藤山陽子
小泉博
若林映子
ダン・ユマ
中村伸郎
河津清三郎
田崎潤
藤田進
田島義文
天本英世
桐野洋雄
加藤春哉
若松明
船戸順
堤康久
岩本弘司
津田光男
当銀長太郎
広瀬正一
中山豊

宇宙大怪獣ドゴラ Dogora

警視庁外事課のセットで、駒井の同僚・新田刑事役の船戸順と打ち合わせ中

宇宙大怪獣ドゴラ Dogora

左端がマーク役のダン・ユマ。会社経営のかたわら俳優として「モスラ」などに出演。外事課長役の田崎潤、通訳を務めたオスマン・ユセフの顔も見える


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