映画監督として劇場映画第一回作品。 二年前の文化映画「伊勢志摩」の長期ロケを通じてここ伊勢志摩に暮らす人々の人間模様、自然の美しさに感銘し、時を同じくして山田克郎氏の直木賞作品「海の廃園」との出会いがこの作品のスタートである。 八年間の軍隊生活をしてきた本多猪四郎監督、周囲の目は期待よりも心配と不安が大きかったと聞いている。 作品内容もさることながらキャメラが初めて水中に沈められた事も画期的な出来事であった。 この作品の舞台、伊勢志摩はその美しさと、神秘さに見せられた監督によって多くの映画作品の舞台となる。