2011年 父の生誕百年です。 Messages へ
父が逝ってから15年の月日が流れました。
23年間で46本の劇場映画を作り続けた父でした。

今になって振り返ってみると"怪獣映画の監督""SF監督"等と言う代名詞が父の人生での哲学みたいな物をわかりやすく形作った、作れたのではないか?とも感じるのです。

言葉と言う物は便利である様で不便な一面を持っているものです。
説明、主張をしようと思うと適切な言葉が出てこない、自分の気持ちにピッタリと当てはまる言葉が見つからない。
父は自分の感性と映画と言うものを通じて"僕の思う人類、地球、そして宇宙"を表現、訴え続けて来たのだと思うのです。

2011年を迎えるに当たって、そんな父の気持ちをもう一度多くの方々に思い起こして頂き、将来に何かを繋げて行きたいと考えております。

2011年に日本各地とアメリカの都市で上映キャラバン・トークショーを行いたいのです。
皆様が観たい、父の思いのこもった作品は何でしょうか?
そして、作品について聞きたい事はありますか?聞き逃した事はありますか?
あの当時を経験し、現在も元気にご活躍する方々をお呼びしてトークショーを開き、
次の世代に日本の特撮、本多猪四郎、円谷英二のコンビが産んだ作品に隠されたものを伝えたいのです。
そしてその収益は地球環境問題にドネーションしたいと考えます。
2008年5月21日
本多 隆司